テレビアニメ　『あひるの空』　#8　アヒルとトビ　感想

2019年10月からアニメあひるの空が放送開始！

2019年10月からアニメあひるの空が放送開始！

こたか

初めましての方も、そうでない方も、訪問ありがとうございます！
こたか(@kotacalog)です！

私の大好きなマンガである『あひるの空』のアニメ化が決定してから1年以上経過し、この秋からようやく放送が始まりました！！4クールで1年放送するとのことです。

テレビアニメ「あひるの空」公式サイト

アニメ『あひるの空』公式サイト。累計2400万部、待望のTVアニメ化！！

原作の最新刊が発売されるたびにレビューしてきた私。連載当初から応援してきた身としてはアニメを見ない理由はありません！！

ということで、これから毎週、アニメ『あひるの空』の最新話の内容や感想を原作と比較しながらまとめていきたいと思います！

長い連載になりますが、楽しんでもらえれば幸いです。

あひるの空（アニメ）のまとめ記事一覧

ここからの話はネタバレを含んでいる可能性があります。
嫌な人は見るのを控えるようにしてください。

#8　アヒルとトビ　あらすじ

©日向武史・講談社／「あひるの空」製作委員会・テレビ東京

問題を起こした場合即廃部を条件に、顧問をつけてもらい活動を許可されたクズ高男子バスケ部。その矢先、ヤスたちと校舎裏でひと悶着したトビが、女子バレーボール部が練習する中で無理やりバスケの練習をした挙句、部員にけがをさせてしまう。百春の土下座により何とかその場は収まったものの、翌日には体育館でトビがほかの生徒と暴力沙汰を起こす。顧問となった五月は惨状を見て廃部をつきつけるが、トビが自分はバスケ部ではないと宣言したことでなんとか廃部は免れた。しかし、百春や空には釈然としない思いが残る。
※公式サイトより引用

アニメの第8話は原作コミックス3巻第19話『ボールとゴール』からコミックス第4巻第21話『アヒルとトビ』の途中までです。

°˖☆電子書籍でも発売されてますよ☆˖°

あひるの空（3）（講談社コミックス） [ 日向武史 ]

楽天ブックス

先週から出てきたトビが、勝手に体育館でバスケをし始めて、女子部員に怪我を負わせたところから、公園でトビVS空のタイマン勝負の決着がついたところで終了しました。

トビ！トビ！！トビ！！！

前回はトビが登場、そして今回はトビがどういう人間なのかというのが分かり始めるといった、トビを中心としたストーリー展開になってます。

まぁ、これは原作通りの流れなのですが、トビって本当に最初の印象がめちゃめちゃ悪いよね。アニメでも、すごい尖った印象で描かれてるのは満足です。体育館でのケンカのシーンも血みどろで、いかにもやべぇヤツ！！みたいに見えたけど、それがいいんです。あそこまで激しくやらないと…！！今まで不良系の描写は控えめだったから、思ったよりも激しくてビックリした人もいたんじゃないかな？これがクズ校、そしてあひるの空という作品ですよ、問題ないです。

これは私が個人的に思ったコトなんだけど、話が進むにつれてクズ高バスケ部のメンツがなんとなく柔らかく見えてきた気がするんだけど…。もちろん、原作でもいかにも不良！！って描写は少なくなって、ギャグが増えてなんか身近な存在に感じるんだけど、アニメではなんか…表情とか話し方とかが徐々に柔らかくなってきたなぁと。

元々クズ校バスケ部メンツって、不良ってよりも生き場を無くしてどうしようもなくなってしまった人たちが自然と集まったって感じだから、こういう風になるのは自然なコトなんだけどね。

1ON１もなんか新鮮でよかったよね。トビのボールの傷も細かく描かれてたし。

PR　無料で会員登録！デザインを依頼する【ココナラ】
PR　かんたん・低コスト・豊富な機能！プロみたいなホームページ作成！【グーペ】

今回のカット＆改変シーン

毎回恒例ですが、いつものようにまとめますね！

原作を読み返しながらアニメを見て判明したカット＆改変シーンはこんな感じでした。

百春がケガした吉野さんに土下座をする前に、軽く謝る描写がない
体育館でケンカをしたトビ向かって空が怒るが、怒る理由が違う（原作では問題を起こしたら廃部になると説明する）
廊下で空と円が会話している時の空の殺人パンチの描写がなぜか気合入ってる
トビの回想シーンで父親が血が繋がっていないコトを明言しない
１ON1の前に空がエネルギーゼリーを食べない
回想でトビの誕生日プレゼントを聞く描写が異なる

と細かくカット＆改変シーンをまとめてみました。

今回はちょっとなぁ…ちゃんと原作読んでる？って確認したくなるような重要な場面がカットされていたような印象でした。

ギャグシーンのカットはもう、いつものコトだから別に諦めてるんだけど…。

百春が吉野さんに誠意があって謝る主将としての責任感を感じる場面。土下座の前に「よかった…」「すまねぇ」とか小言だけどしっかり言ってるんだよね。それが、土下座だけで済まされてしまって、なんか百春の根が真面目なところとかがちょっと省略されたのが悲しいかも。

あと、トビの回想シーン。トビと妹の樹里のふたりのやりとりは普通によかったのに…。トビを神奈川に送り出すシーンを改変しちゃう必要あったのかなぁと思う。義理の父親ではトビが手をつけられなくなって、しょうがなく神奈川の叔母に委ねるって原作では少しでもトビに対しての情みたいなのを少しは感じられるのに、アニメだとトビが完全に厄介者扱いにされてたのが悲しかったな…。母親も原作では「あなた」と一言話すシーンがあって、夫婦で一応トビとはちゃんと向き合ってきたように見えたのに…。トビがやさぐれてしまった理由の一つは、両親は好きになれなかったけど、唯一心を許せた妹と離れ離れにされてしまったコトでもあると思うだけど…。アニメではイマイチこの辺が分かりづらかったなぁ。

トビと本当の父親との回想シーンも、トビが実の父親が大好きでたまらないってのは目に見えて分かるんだけど…。誕生日プレゼントを聞くのが、なんで親父なんだよ！？あれは、話の流れに違和感あった。「誕生日プレゼント何がいい？何でも買ってやる！」って聞いてるのに、「そんな金あらん！」って矛盾してない？そこは、父親の同僚が隠れて誕生日プレゼントを聞いて、親父がサプライズでプレゼントするからいいんじゃんか。トビがあのボールに固執する理由をちょっと、今回の製作班は分かってなさすぎなような…。

前回の第７話の構成がよかっただけあって、今回はちょっと裏切られた感じ。まぁ、私個人が思ったコトだから、他の視聴者さんはさほど気にならないのかもしれないけど。